10月26日、布佐中学校区で開催された我孫子市小中一貫教育についての研究会に参加しました。
我孫子市では、布佐中学校区(布佐中、布佐小、布佐南小)で分離型の小中一貫教育が始まっていますが、今回の研究会はこれまでの中間発表会ということです。
最初に、各校で授業が公開されましたが、私は地元平和台の布佐南小の授業を参観しました。
布佐中学校区では授業研究を実施する際、従来の学習指導案ではなく、授業デザインシートを作成して職員同士で学び合っているそうです。
デザインシートを活用する理由は、布佐中学校区小中一貫教育の柱が「活用型学力」を伸ばすための「活動と協同のある授業」の改革であり、そこでは、
①教師の描く一時間の指導がうまくいったかどうか、すなわち指導案に記載された授業展開の可否は重要な意味を持たない。
②焦点を当てるべきは、子ども達が課題に対していかに意欲的・探求的そして対話的に学んでいるかであり、あらかじめ想定されている教師の指導がどうであるかを検討することに重きを置く必要はない。
③協働的に学んでいる生徒たちに対し、教師が果たすべき役割はファシリテーターとしての繋ぎ役であり、その時々に応じた臨機応変な対応が必要であることから指導細案を参観者に提示する意味はないとの説明が書かれていました。まさに、授業の主役を子ども達にする取り組みのように思います。
当日はいくつかの授業を参観させていただきましたが、子ども達が共に学ぶ形態が新鮮でした。





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