委員会視察の2日目は長岡市。日本一の大河・信濃川が市内中央を流れ、日本海・守門岳など自然環境に恵まれた都市で、平成17年以降に10市町村と合併し、現在人口は約275,000人。
日本三大花火大会と称される長岡まつり大花火大会では、毎年、100万人近くの観光客でにぎわうそうです。
今回の長岡視察の目的は、シティホールプラザ「アオーレ長岡」についての調査です。アオーレとは「会いましょう」という方言だそうで、人々が出会い、活動する拠点としてふさわしいということで、公募総数5,552点の公募から選考された名前だそうです。
28万人市民の心の拠り所として、いきいきと活動する交流の拠点で、ナカマド(屋根付きの広場)、市役所、議会、アリーナ(約5,000人収容)、市民交流ホール、シアターなどが一体となった複合施設で、平成24年4月にオープンしています。
設計はオリンピック競技場を設計した隈研吾さん。
総工費は131億円で、財源内訳は国からまちづくり交付金29億円、地方債(合併特例債)54億円、基金45億円、一般財源3億円となっています。
この施設の特筆すべき点は、建物の素晴らしさはもとより、市民協働による運営にあります。アオーレの運営主体であるNPO法人「ながおか未来創造ネットワーク」は、アオーレ長岡の運営を担うため平成23年12月に発足。理事はまちづくり関係者を中心に21名で構成。運営スタッフは20名。この他、長岡市のスタッフと協働で運営。施設ハード面は、別途専門業者に管理委託しているそうです。
施設の稼働率も高く、市民意識アンケートでは、アオーレの誕生で効果があったと思う人が95%を占めていました。
しかし、年間の維持管理費は人件費を除いて約5億円ということで、我孫子ではとても考えられない金額ですが、長岡市長は市民のためにつくったものだからとして市民の利用料は無料、市民が喜んで利用し効果があれば、それは箱モノを作ったと非難されるものではないとのお考えを持っているとのことでした。
以下の写真は、アオーレ長岡とシアターで見せていただいた長岡花火です。






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