
昨晩、けやきプラザで第1回目の「安保法制に反対する学習会」が開催されました。この取り組みは、市内にある中央学院大学の先生たちの有志が、昨年の国会での安全保障関連法(安保法)の強行採決等を受けて危機感を感じ、安保法の廃止と『立憲主義』の回復のため我孫子市から声を上げましょうとの呼びかけがきっかけとなりました。
キックオフの集まりとなった昨晩の会議では、最初に中央学院大学の先生たち、そして市内在住の弁護士の方から、呼びかけ人になった理由等がそれぞれの言葉で語られました。
皆さんのお話は、この手の集会にありがちな「○○反対!」「打倒○○!」等というようなスローガン的なお話ではなく、自分の生活の中で、しっかりと社会と向き合っていこうという決意が静かな語り口の中から伝わってきました。
先の大戦の敗戦時、8歳であったという弁護士の方からは、“国家総動員法の下で国民の生活は全て国家統制された。” “身近な場所で政治の話をタブーにしない習慣が大切。” “憲法は毎日の暮らしの中にある。”等の話がありました。
他にも、“お任せ民主主義はだめだ。” “発信すれば何かが起きる。しかし、発信すると同時に聞く姿勢が大切。異なる考えの人と熟議をする中から新しいものを生み出す寛容さが大切。” “同じ考えの人たちとデモをしているだけでは変わらない。生活の中で、隣の人、近所の人、家族に自分の考えをしっかりと伝えているか? 伝えようとしているか?”等、 私たちの本気度が問われている多くの投げかけがありました。
私たち一人ひとりが、それぞれの生活の場で、投げかけられた問いに真摯に向き合っていくことが大切だと思います。
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