
昨晩、“みんなのしゃべり場”を開催しました。今回のテーマは「地域包括ケアシステムを学ぼう」ということで、先進地である埼玉県和光市の松本市長においで頂きました。
先ず、私から、「人口減少・超高齢社会に突入した我孫子市の状況」についてパワーポイントを使ってお話しさせていただき、なぜ、今、地域包括ケアシステムが必要なのか説明させていただきました。
その後、我孫子市の状況を踏まえていただいた上で、松本市長のお話を聞いていただきました。
和光市では、国が介護保険法の改正で地域包括ケアシステムの構築に力を入れる前から、施設介護より在宅介護を中心として施策展開し、介護は在宅を中心とする方向性をしっかりと持ちづつけ、着実に地域包括ケアシステムを構築してきました。
和光市の取り組みの中で注目すべき取り組みは多いですが、特に参考にすべきは、全ての事業を立ち上げる前提としてきめ細かなアンケートを実施し、現状把握を徹底して行ったことです。
また、市民に下記の介護保険法の目的を積極的に伝え、市民の意識改革に徹底的に取り組んだことも大いに参考にすべきだと思います。
<介護保険法の目的>
第一条(目的):要介護状態になっても、有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な医療・サービスに係る給付を行う為、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設けている
第二条第二項:保険給付は、要介護状態の軽減または悪化防止、医療との連携に十分配慮して行わなければならない
第二第四項:保険給付の内容は、要介護状態となった場合でも、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう配慮されなければならない
第四条:(国民の努力義務):加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚、要介護状態となった場合でも、進んでリハビリ・福祉サービスを利用し、その有する能力の維持向上に努める

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